「風の谷のナウシカ」また観た。やっぱり本当におもしろいな。小さい時にはそこまで響かなかったのに。ある程度ものがわかるようになってから、幼少の頃観た映画とかを観返してみたらめちゃくちゃおもしろくなっているという現象、よくある。
ただ、それによって被った弊害もあって、具体的に言うと「ナウシカのスカートの中」。
ナウシカのスカート丈はどういうわけかめちゃくちゃ短いので、中が見えないか、つい視線がそっちに移動してしまう。小さい時にはナウシカのスカートの中なんか全然気にならなかったのに。
しかも、実際に見えてしまうのもいけない。まぁ、あんなに丈が短いんだから、走る時とか段差を登る時とかにはそりゃ見えるのがあたりまえなんだけど、見えてしまうものに問題がある。
ナウシカ、履いてない。
「丸見えだよ!!」「下!下!」「わああああああ」
と、本当にデンジみたいな反応をしてしまった。
後ろが丸見えなのは当たり前で、腐海の底でアスベルと話し合うシーンには、前も丸見えなカットがあった。わああああああ。ていうか、スカートの中をチラと見ようともしないアスベル、逆に心配だよ。
どういう理由でナウシカのデザインを激ミニスカートかつノーパンにしてしまったのかはわからないが、スカートの中が気になってしまうのは映画的にはノイズなので、やめてほしかったなー。
映画終盤には、長いスカートの下にズボンを履いた一般的な服装になるので、心を乱されないで済む。ありがたい。風の谷に王蟲の群れが迫ってるのにナウシカのスカートの中なんて気にしてたら、本当に自分が許せなくなるしな。
チェンソーマンを借りに小学校以来の友達が家にやってきたので、少し話した。
・・・
僕って会話ゲロ下手だな。
友達が帰って、ナウシカを観ながら絶望していた。
つくづく不思議だけど、日記を書くときなんかは次から次に言葉が出てくるのに、人と話をするときには一つも言葉が浮かばないの、なんで???
僕が考えるに「これは失礼な言葉、これも失礼な言葉、」という風に、浮かんだ言葉の切り捨てをウルトラ鈍重に行っているんだと思うけど、それで最終的に一番マズイ言葉を出力するのも、なんで???最悪なんですけど。本当に最悪なんですけど。本当に最悪なんですけど。
あと、めちゃくちゃ言葉少ななときとめちゃくちゃ喋りまくるときしかないの、なんで???ろくに相槌も打ててないのに相手の話最後まで聞かんの、なんで???そんなつもりないのに知識マウントっぽくなるの、なんで???いつもより声低いの、なんで???15秒に一回くらいしか目合わせられないの、なんで???どうやっても心底キショイ笑みしか浮かばないの、なんで???話し始めた時に限って喉に痰絡むの、なんで???最後に爪切ったのがいつか気になるの、なんで???ずっと右の手で顔の面皰気にしてんの、なんで???どうでもいい漫画のあらすじを流れで説明し始めるものの切り上げどきがわからなくなって最終回まで語るの、なんで???頭の中で「辰巳探偵」の「かなり限界だー」ってとこがループしてんの、なんで???
思い返しながら、これほどまでに魅力的じゃない僕と、嫌な顔一つせずに未だ付き合いを続けてくれている友達に対して、激烈な申し訳なさを覚えると共に超感謝した。ありがてー。これでいつの間にか縁が切れていたりしたら、本当に自分が許せなくなるしな。