いももすのブログ

高校三年生が日記を書きながら書くブログ。

忙しい日々

 渾身の駄洒落

 食えんティン・タランティーノ監督「Hateful ate」

 

 高校生ってそういえばそこそこ忙しいんだった、ということをとにかく実感し直している数日だった。チェンソーマンを勧めてくれた友人とLINEでチェンソーマンの話をしていたとき、「12巻貸しに行くよ」と僕が言ったら「11月中は予定が立て込むから、12月の2週目くらいでお願いできる?」と返ってきた。休日にも時間が作れないくらいに忙しいらしい。なんか、大丈夫かなぁとか無責任に思う。

 かくいう僕も、最近はどういうわけか「やるべきこと」をこなしているうちに1日が終了して次の日へ移行していく、ペルソナみたいな数日を過ごしていた。どういうメカニズムでこれが起こっているのかわからないまま、日々が過ぎていくのだった。

 

 志望校選びで大学のホームページなんかを見たときに、書かれてあることがネットで見聞きする大学生の実態と違い過ぎて引くことがある。これだけの気高い理念を掲げる諸々の大学に在籍していながら、そんな期間が「人生の夏休み」とか謳われるのはなにゆえ??僕は一体なんのために日々授業を受け、課題と奮闘しているのか?考えれば考えるほどむしゃくしゃしてくる。理想に操られたいと思う。

 

 メメントモリ、毎日コツコツ続けている。ものの、少しずつレベルを上げる敷居が高くなってきて、もうにっちもさっちも行かない膠着状態が数日続いている。でも僕ができることなんて報酬を受け取る以外にほぼないので、不満もない。イリアというキャラクターが、報酬のためにゲームを起動する僕に毎回前向きな言葉をたくさんかけてくれるので、申し訳なさと嬉しさの両方を感じている。

 

 「風の谷のナウシカ」を久しぶりに観たら、びっくりするくらいおもしろくて終始びっくりばかりしていた。「これ以上おもしろい映画あるか?」ってくらい思った。

 そういえばいつか、今まで観た映画の中でおもしろさの序列をつけようとしたことがあった。迷いすぎて結局断念したが。ベスト5にトイストーリー(強いていうなら3)とバックトゥザ・フューチャー(これはシリーズ通して一本というカウント)が入ることだけは確実だった。

 

 「ファイトクラブ」のことをなんとなく思い出してWikipediaを見てみたら、僕が感じていた以上に人はこの映画をおもしろいと感じていたらしく、バリクソに評価が高かった。確かにおもしろかったけど、そこまでかな?というのは、僕が学生の身分だからまだこの映画の真髄を理解してないだけなんだろうなぁ。最初観るまで、僕はこの映画のことをゲイビデオだと思っていた。

 

 前からちょっと気になっていた「映画大好きポンポさん」が旧作になったので、借りて観た。

 ニャリウッドで映画プロデューサーをしているポンポさんが、アシスタントのジーンという青年に映画監督をやらせるという漫画の、劇場アニメ版。良かった。多少演出はゴチャゴチャしていたような気もするけど、内容はとてもおもしろい。特にオチ。ジーンのラストの一言とそれに付随する演出が本当にめちゃくちゃ良かったので、急激にこの映画を気に入った。おすすめ。

 

 前から観たいと思っていた小津安二郎の「東京物語」を観た。

 なんというか、日本映画の金字塔とか言われるくらいだから、そりゃおもしろいんだけど、古典ってやっぱり楽しみにくいなぁとは思ってしまった。今と昔で楽しみ方の価値観が違うから。でも、興味深くはあった。当時の生活の空気感とか。

 まだ親元を離れていない身としては、「実の親に対してここまでドライになれることってある??」と思うのだけど、大人になってからもう一度観てみると耳に痛い映画となってしまうのだろうか。「喪服どうします?」って、マジで引いたわ。

 

 「ジャスティス・リーグザック・スナイダーカット」というのがあると知った。最初に公開されたジャスティス・リーグは、辞任したザック・スナイダー監督が意図していたビジョンを、製作を引き継いだジョス・ウェドンがきゅっと短縮したものに過ぎない、ということを知ったファンがその「ビジョン」というものに大変な興味を示したため、製作・公開されたディレクターズカット版。このバージョンでは、ザック・スナイダー監督が本当に表現したかった「ジャスティス・リーグ」が観られるという。

 上映時間4時間2分。

 超絶ためらう。

 長い映画は苦手なんだけど、これでちゃんとしたジャスティス・リーグが観れるんだったら・・・でも規格外に長いし・・・七人の侍より長い・・・。

 ・・・半年後くらいに、もしかしたら観るかもしれない。

 

 弟が学習発表会で「彼こそが海賊」を演奏するらしく、隙間時間には家のキーボードで練習を重ねている。発表会は明日だが、土曜授業があって僕は行けない。最悪な気分。

 「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」を観た。多分観たことあるが、ほとんど記憶になかった。

 まぁ・・・前作の「ワールド・エンド」が強過ぎるっていうか、本来完結していたはずの作品に無理やり続編を作るからこうなるっていうか、それにしてもシリーズ中でもやや出来が微妙に感じるっていうか・・・?そりゃあ、映画全体の出来で言えば、おもしろいといえばおもしろいけど・・・。黒髭が最後まで印象弱かったなぁ。

 本当の完結作らしい5作目「最後の海賊」にこれが続くんだったら、観た価値はあったかもしれない。

 

 「アンチャーテッド」観た。ゲームはやったことないけど、これはすっっっげぇおもしろかった。幼少の頃観たインディ・ジョーンズよりワクワクしたかも。

 特に興奮したのは、現代を舞台にしておきながら、パイレーツオブカリビアンみたいな帆船同士のバトルを無理やり映像として見せてくれたクライマックス。洞窟の奥で眠っていたマゼランの船を、ヘリコプターで釣り上げて空中搬送している中で戦うのだ。わかるかな。とにかくそこに尋常でないほど興奮して、足をバタバタさせてしまった。

 他にも全編とにかくエキサイティングなシーンばかりで構成されていて、めちゃくちゃ最高の映画。続編もあるなら是非観たいなぁ。

 

 「TENET」また観た。二回目でもおもしろい。いや、むしろ二回目の方がおもしろかった気が。一回目に観た時は「ちょっと複雑でよくわかんなかったな」と感じたが、二回目だと大まかな物語の筋は理解しているので、より深く全体のメカニズムを理解していける。当たり前か。

 ていうか、「この映画よくわかんなかったな」と思った人が「よしもっかい観よ」と思って、しかも実際にもっかい観るに至る映画って、すごいのよ。偉大。

 

 もう冬も本番へ向かうというところで、なんか最近すごく人恋しい感じがする。全然包み隠さず言ってしまうと、めっっっっっっっっっっっっっっっっちゃモテたい。この間まではそんなにだったのに、冬になると途端にモテたくなるのってなんでなんだろうなぁ。あと、ホットミルクって恋の味だと思う。これ共感されてる?

 ホントはダメだけど!ひでえ事だけど・・・!彼女とかもホントは・・・!5人!!10人くらい彼女ほしい!!たくさんセックスしたいい!!

 ってデンジも言ってた。チェンソーマンの中でも、この回が随一で好きかもしれない。

 

 そういえば、チェンソーマンについて(以下チェンソーマンのネタバレ注意)、チェンソーマンの正体は「死の悪魔」だと思っていた。

 「チェンソーの悪魔」ってだけで武器人間ズ相手にあれだけの大立ち回りを演じられるとは思えないから、チェンソーマンがチェンソーの悪魔じゃないことは多分決まりだろーなー、だとしたら何の悪魔かな、ヒーロー化バフをかけられてもあれだけ強いんだから、そんじょそこらの凶器の類じゃなくて、何か根源的恐怖の名を冠した悪魔なんじゃないかな、と考えたときに思い浮かんだのが「死の悪魔」。

 「死の悪魔」であればあれだけ強いのにも納得ができるし、チェンソーマンの能力「チェンソーマンが食べた悪魔は、その名前の存在が世界から消滅する」という能力にも説明がつく。輪廻転生を続ける悪魔にとって、それこそが完全な「死」そのものではないか。

 というわけで僕は舞い上がったが、読み返してみると「死の悪魔」の存在を示唆した場面が「マキマが『チェンソーマンに食わせたい悪魔』を列挙する場面」だったため、チェンソーマンが死の悪魔でないことが文脈からわかってしまった。

 また、マキマが、デンジがチェンソーマンになることを「チェンソーの悪魔になれる」と呼ぶシーンがあることから、チェンソーマンはそのまま「チェンソーの悪魔」だとわかる。以上、証明失敗。

 うーん、でもあの強さにあの能力で「チェンソーの悪魔」って、納得できないよなぁ・・・。みんながみんな「悪魔のいけにえ」観てるわけじゃないだろ・・・。