あこがれるよね〜!♯4 ALTの先生
どうも、こんにちは。いももすです。
「多感な時期の小さいやつ代表」として、僕が個人的にあこがれるものを紹介していく、「あこがれるよね〜!」の第4回です。
毎週土曜日午後10時更新、全12回を予定しています。よろしくお願いします。
第一回「アメリカンジョーク」はこちら。
前回、第三回「弾き語り」はこちら。
第四回は「ALTの先生」です。
ALTの先生とは、外国語を母国語とする先生のことで、小学校とか中学校とか高校とかに配属されます。実際に、外国語を日常生活で使う先生の「生きた外国語」を聞くことで、より学びを深めるという目的があるそうです。
そして僕の学校にも複数人、その先生がいます。
そしてすごいことに、僕のクラスの副担任がそのうちの1人です。
まぁ、A先生と呼ぶとして、A先生がやってきたのは去年(2020)の秋。前の英語の先生(担任)が産休を取ると言うことで、代わりにやってきたのがA先生だったのです。A先生は副担任となり、今まで副担任だった社会の先生が担任となりました。
そして、英語の授業はA先生ともう1人、前からいた日本人の先生の2人で構成するようになり、今の我が学級の体制が実現したのです。
ちなみに、産休を取った英語の先生は、その後無事元気な女の子を出産したそうです。
よってA先生が我が校にやってきたわけですが、そのA先生、化け物でした。
まず、授業がわかりやすい。普通に英語の授業をやるA先生ですが、ニュアンスの違いとかを日本語に上手に直して話してくれる。あと、授業の多くを意図的に英語にしてるから、自然とリスニングの力がつきます。
出身はアメリカだというA先生。前は別の学校にいたそうですが、そこまで書くと学校バレしそうなのでやめときます。とにかく、その学校でも教えてきて、日本の生活にも(多分)慣れていると思われます。好きなアニメは進撃の巨人だそうです。あと、これは偶然フランクリンバッジをつけていた僕に教えてくれたのですが、好きなゲームはMOTHER(外国ではEarth Boundという名前で発売されています。ジョンレノンじゃなくてキングクリムゾンになったじゃん)だといいます。
ワーオ!趣味合う〜!
A先生のさらにすごいのが、日本語がまじでうまいこと。ほんとにやばい。日本の中学生と同じ語彙力で、アドリブの日常会話をペラペラ話すもん。漢字もまぁまぁできます。違和感ほぼなしの漢字を書きます。
地球の中でもめっちゃ難しい方に入る日本語を、あの日常会話レベルまで上達させるには、かなりの苦労があったに違いありません。
とにかく、そんなALTの先生にあこがれるわけですが、もし、僕が英語を急にめっちゃ勉強し始めて、ペラペラ喋れるようになって、外国で日本語教師になったら、どうしようとか考えるわけです。まぁ多分日本語ってあんまり海外では求められないかもしれないけど。リアルタイムでアニメが観れるようになるくらいしか日本語のメリットってないじゃん。
まぁとりあえず、アメリカのどっかの街に日本語教室を開いて、それを求める一定数の無垢な子供達がいるとして、僕はしたいことがあるんですよ。
めっちゃ嘘教えたい。
相手は実際に日本に行ったことがない子供達がほとんどだと思われます。ので、そんな無垢な子供達に全然違うことを教えたい欲求があります。
たとえば、言語の発音。英語のテストでも出たりしますよね。「どこを強調すればいいのか」みたいな問題。Austra↑lia↓とかね。それの誤りを教えます。
なる↑ほど↓
ヘッ↑ド↓ホン↑
こ↑ん↓に↑ち↓は↑
こんなのでも子供達は信じ込んで発音するわけです。「こんにちは」を「こんにちわんこそば」とかいうクソつまらんギャグにするのもいいな。
実際にうちの教室の最優秀生徒が日本にやってきたときに、
「こ↑ん↓に↑ち↓わ↑ん↓こ↑そ↓ば↑」
とか言ってるの目撃したら腹よじれると思う・・・。
ほかにも、日本の文化に対するド偏見を教え込むのもいいな。教室には「仁義」って書かれたでっかい紙みたいなのが後ろに貼ってあって、「this is a japanese popular movie」っつってビートたけしの映画を見せたり、
僕「repeat after me ハラキリ」
生徒たち「harakiri」
僕「ハラキリ」
生徒たち「ハラキリ」
僕「打首獄門」
生徒たち「uchikubi gokumon」
僕「打首獄門」
生徒たち「ウチクビゴクモン」
僕「極道」
生徒たち「gokudo」
僕「極道」
生徒たち「ゴクドー」
僕「these are everyday things in japan. 」
めっちゃ面白いな。
そんな(!?)ALTの先生、あこがれるよね〜!
追記・A先生は先日、日本人女性とご結婚なさったそうです。おめでとうございます。
出産とか結婚とか、おめでたの記事ですね。