どうも、こんにちは。いももすです。
あこがれるものを紹介する「あこがれるよね〜!」第八回です。
第一回「アメリカンジョーク」
毎週土曜日午後10時更新、全12回を予定しています。
第八回は「都々逸」です。
皆さんは、「都々逸(どどいつ)」を知っていますか?
7・7・7・5のリズムの詩で、江戸時代の末期に確立されたものらしいです。また、この世の全てが載っていることでお馴染みのwikipediaには、主に男女の恋愛を題材にしたものが多かったので「情歌」と呼ばれていたことが書かれています。
僕は、今敏監督の「パプリカ」という映画を大変好いておるのですが、劇中のとあるシーンで、というかまぁまぁ多くのシーンで、都々逸を用いた・・・なんというのでしょう、まぁ、「狂気」が繰り広げられます。有名なシーンでもあるんですが、僕はそのシーンが大好きで、それが都々逸を知るきっかけになりました。
俳句の正統派なリズムに慣れすぎて、最初はその変則的なリズムに戸惑いますが、いくつか読んでいるとだんだんとそのリズムがクセになってきます。
例えば、カードゲーム化(!?)もされたあの句
「三千世界の烏(からす)を殺し ぬしと朝寝がしてみたい」
ちゃんと7775になってますね。
これは(多分)高杉晋作が遊郭の遊女に向けて詠んだものだそうです。
「烏が鳴いたら家に帰らなくちゃいけない→あなたから去らないといけないから、世界中の烏を殺してでもずっとあなたのもとにいたい」という、熱い恋心を描いた詩だそうです。
というわけで、かっこいいから僕も詠んでみましょう。そういう記事です。
「文字をタイプする暗い部屋の中 ブルーライトに照らされて」
ブログを書いている今の状況を詠んでみました。とりあえず電気つけてきます。
「電気つけるには早すぎる時間 カーテン開ければ済んだこと」
電気をつけてみて気づきました。今まだ5時半だよ。
「かいけつゾロリは心のふるさと 遊び心を忘れない」
かいけつゾロリのことをふいに思い出したので。僕は恐怖の超特急が好きです。
「飛べよロケット月まで飛んで 兎を捕まえ戻ってこい」
月を見ていたらそういう気持ちになったことがあります。
「権利幸福嫌いな人に 自由党おば飲ませたい」
オッペケペッポーペッポッポー
いい感じにいろいろ作れました。めっちゃ楽しかったです。
みなさんもやってみてはいかがでしょうか。
あと、7775に乗せたままで怪談話を作ってみたんですが、結構長かったし、怪談そのものも、見せられるものじゃないので切っちゃいました。
でも作る段階はめちゃくちゃ楽しかったので、こちらもやってみるといいかもしれません。