いももすのブログ

高校三年生が日記を書きながら書くブログ。

進撃の巨人


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 アニメ「進撃の巨人」がついに完結した。

 いやーーーーーーー、すばらしかった。

 原作を先に読んで色々知っていた身だけど、声とアニメーションが付いたら感情の揺さぶられ度が違う。アルミンが自分を罵倒しながら「動けよ!」って叫ぶシーンとか、ジャンの「死に急ぎクソバカ野郎があああああ」とか、アルミンの「本当に…地獄が好きなんだな!?エレン!?いいよ!最後までとことん付き合ってやるよ!」とか。その他、全体的に絶望で叫ぶシーンが多かったけど、その悲痛さに「どうすれば報われるんだ…」とこっちまで思わず顔を歪めてしまった。どうなるか知ってんのに。声優さんってすごいね。

 アクションシーンも最高にかっこいいし(特に、ミカサがマフラー巻いたあとの、兵長のファイナル立体機動。原作には完全になかったシーンだし、クライマックスを飾るにふさわしい迫力で、めっちゃ興奮した)、サントラも「今までの印象的な曲、全部詰め込みました」ってくらい豪華で、もう文句の付け所がない。僕が原作で泣いてしまった、「崖際で赤ちゃんを掲げるシーン(ライオンキングじゃないよ)」もちゃんとあって、また泣いた。

 最後にアルミンとエレンが二人で話をするシーンは、原作から大きく改変されているところがとても多かった。というか、話の結論がまるまる大きく変わっている。これは初見のとき衝撃だった。「あれ、なんかこいつら違うこと言い始めてる!!」って。最初はそれに不安と同時に反感を覚えたけど、ゆっくり咀嚼することで、「これもいいな、というかこっちのほうがいいまであるな」と思うようになってきた。原作のちょっと甘めの考え方を、よりシビアに考え直したような内容だった。ネタバレ。

・原作は、「君はマジで最悪なことやったけど、それを踏み台にして僕らは平和な世界をなんとかして作ってみせるよ。だからありがとう、エレン」

・アニメは、「君はマジで最悪なことやったし、それによって平和な世界になるとも到底思えないけど、実は僕もずっとこうしたかったんだよね。だからありがとう、地獄で会おう、そして二人でずっと一緒に苦しもう、エレン」

って感じ。

 結局、原作でもアニメでも戦争はやめられなかったし、だとしたら、二人の友情の落とし所として結末を見ると、アニメのほうが綺麗かもしれないね。結局エレンは鳥になったから、地獄とかはなかったみたいだけど、エレンが聞いた「僕たちはずっと一緒だ」っていう言葉の価値が変わるわけじゃない。

 あぁ…やっぱり進撃の巨人って素晴らしいな。

 以上。

 

 最近文字数がやっぱり増えてきてしまっている。ブログ書くのに力入れるのやめようって。長い記事はこれで終わりだ。これからは短く、ぱぱっと書いて投稿する記事の時代。