いももすのブログ

高校三年生が日記を書きながら書くブログ。

関東旅行の話

 さつきさみだれさきみだれ〜 やっと帰ってきた〜

 さつきさみだれさきみだれ〜 この、川がふるさと〜

 学校行事の関東旅行から帰ってきて、早くも5日が経っている。もう完全に日常生活に復帰した感じ。

 関東旅行めちゃくちゃ楽しかった。行く前は「だりー」「進撃の巨人のアニメの方が楽しみ」とか言ってたけど、行ってみたらやっぱり良かった。進撃の巨人進撃の巨人で本当に良かったね。ラムジーとハリルの一連のシーンはずっと鳥肌立ちっぱなしだったし、ハンジさんのとことかマジで泣いてしまった。

 

 関東旅行のハイライトを、放課後ティータイムUnmei♪wa♪Endless!」に合わせてざっとさらっていこう。


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 ちなみに旅行中、僕に放課後ティータイムのような間柄の盟友たちはいなかった。

 

・行きの新幹線ではgroup _inouとか聴きながら、車窓の外を時速300キロで流れていく景色をただ眺めていた。隣の席の僕と同じく盟友の存在しない男子生徒くんは、「虚数の情緒」とかいうクソ分厚い学問の本を読んでいた。

・昼に東京駅着いたら、はとバスでゴーゴーしながら語学研修の場へ向かった。正直新幹線とはとバスだけで1日分の体力使ってしまっているので、そっから4時間英語ぶっ通しは堪えた。ネイティブの先生は元気。よーやるわ。

・暗くなって、「上品」と「高級」という概念がそのまま建造物として具現化したみたいなホテルで、びっくりするほど美味いフレンチのコースを食べた。ほんとにびっくりした。美味すぎて笑えるくらい美味い。でもその場はテーブルマナー講座という側面も有していたので、マナーに気を遣いながら食べなければいけなかった。「上品」と「高級」と「マナー」に押しつぶされそうになりながら食べたフレンチだったので、3分の1くらいは味を逃していたと思う。

・さっきとは別のホテル。こっちで宿泊する。部屋に転がり込んだあと、「虚数の情緒」を読んでいる男子生徒くんの横で、僕は静かに疲労感を受け流す作業をしていた。脳みそがターンテーブルの上で回転してるみたいな疲労感。

・2日目、とある名門大学へお邪魔し、とあるめちゃくちゃえらい教授のめちゃくちゃおもしろい講演を聞いた。そのあとはキャンパス内を自由に散策。ベンチに座ってぼーっとしていたら、不意に噴き出してしまった。僕はこの二日で、皇居や首相官邸の真横を通り過ぎ、レインボーブリッジの上で息を止め、画面越しじゃない東京タワーやスカイツリーを見、高級ホテルのフレンチのフルコースを食べ、某名門大学のベンチに座りぼーっとしている。あまりに置かれている環境が異常すぎる。

・そっから4時間語学研修。脳みそと体がターンテーブルの上で回転している。

・夕食の後は東京にいるOBやOGとの座談会。正直、夜の行事は疲れすぎててあんまり記憶がないんだ。ただ、激しい焦燥感を感じたことだけは覚えている。

・3日目、午前中は各自で選んだ企業へ研修に行った。僕の選んだ企業は人気があまりなかったようで、僕含めてたった4人という少人数の班で研修へと向かった。社員の方々がとても(マジでとても)気さくで優しく、企業紹介や研修活動を終えた後はオーストラリアの妙に甘ったるいチョコ菓子「ティムタム」を食べながら雑談をした。超いい人たちだったなー。

・午後は、男子生徒くん・男子生徒くん’とあぶれたもの同士の班になって東京の街を散策した。高めの寿司食ったり地下鉄を乗り継いだり浅草の仲見世通りを散策したり寄席を見たりしている中で、自分含むメンバーの人格的欠点(あぶれた理由)に次々と気づいていった。あまり思い出したくないパートの一つ。

・夜はそのグループのままディナークルーズへ直行。東京湾をクルーズしながら船内でバイキング。先のあぶれものクラブのことがあって心身共に疲弊しきっていたので、後半はずっと椅子の上で死んで「テレ東」とか「四角革命」とかを聴いていた。ていうか体力とスマホの充電的にそれ以外のことができなかった。

・その夜ホテルが変わって、部屋のメンバーも変わった。そこそこ悔しいことだが、男子生徒くんとの相部屋の方が居心地が良かった。

・4日目、ディズニーシーへ行った。トイストーリーマニア→ソアリン→インディジョーンズ→トランジットスチーマーライン(船)→タートルトーク

・本物のギャルがいて、感動した。ルーズソックスってマジであるんだ。てっきり、ギャルがオタクに足であれこれするエロ漫画にだけ登場するアイテムなのかと思っていた。

・ディズニーの行列、「今見えてる列終わったら乗れるんじゃ?」って思わせ続けて、実はその先にも長蛇の列があって、でもその長蛇の列を越えたら乗れるんじゃ?って思わせて、でもその先にもさらに列があってっていう、軽めの絶望を連続で演出してくれる。

・ソアリン初めて乗ったけど、めっっっっっちゃくちゃ感動した。常日頃から「空飛びたいな〜」「世界一周したいな〜」って密かに思い続ける生活の中で、一気に両方の夢が叶ったのだから。ナイアガラの滝らへんで泣いた。2時間待って足を壊した甲斐は間違いなくあっただろうなぁ。

・インディジョーンズで並んでる時、前の女性がダッフィーフレンズのジェラトニーをずっと撫でていて、「いいなー」と思った。あと、ちょっと先に並んでいた先生グループに見つかって、「おーい、いももすー、こっち向けー」と写真を撮られたのはクソ恥ずかしかった。

・タートルトークから出た時には暗くなっていたので、お土産購入に奔走。ソアリンのクッキー、弟にはベイマックスのぬいぐるみをリクエストされたので54cmもあるベイマックス、あと店の前で20分くらい逡巡したのち、自分用にダッフィーを買った。

・「メディテレーニアンハーバー」と呼ばれる、パークに入って目の前の港町(をイメージしたスポット)がある。そこの海の上で開催される「ビリーヴ!〜シー・オブ・ドリームス〜」というショーを見た。もう・・・最高だった。水、光、花火、歌、ダンス、映像、全てで楽しませてくる。この世の素晴らしくて楽しくて嬉しいものの全てをこの時間に詰め込んだみたいな感じ。とにかく感動して、人類に対しての悲観的な視点なんか全部ぶっ飛んだ。ベロチューしてるカップル近くで見つかるかなとか、このあとレストランで晩御飯何食べようかなとか、そういうのがどうでもよくなって、ただこの余韻のままにパークを去った。部屋でこの感動をスマホのメモに記録してたらホテルの売店は早々に閉まり、その夜僕は何も食わずに寝た。

・書き忘れていたけど、この日僕は一人でディズニーシーを回っていた。

・キャリーバッグの中身を荷物宅配で岡山へ送り、空になったその中にダッフィーをはじめとした様々なお土産を詰め込んだ。弟へ送る扇子、だるま、ゴム鉄砲。祖父母へ送る人形焼。あとは東京ばな奈東京ばな奈東京ばな奈。僕は小さい頃から東京ばな奈が大好き。父が東京へ出張へ出るたび、お土産の東京ばな奈を密かに楽しみにしたものだった。だから今回、自分が東京へ行くことになったということで、遠慮せず馬鹿みてーに東京ばな奈を買いまくった。

・どうやってもキャリーバッグの中に54cmのベイマックスが入らなかったので、リュックの中に無理やり詰め込んだ。最終日の僕のリュックの中には、ペラいしおりと、54cmのベイマックスだけがぎゅうぎゅうになって入っていた。

・最終日、豊洲市場行って、スカイツリー行って、浅草行った。ディズニーシーの後日譚って感じはある。

豊洲市場、競りの会場は既にがらんとしていたが、物販の「魚がし横丁」はめちゃくちゃおもしろかった。「レミーのおいしいレストラン」でしか見たことないようなでっっっかいチーズがあった。

スカイツリー2階の「グランドカステラ」のチーズ味カステラが欲しいと母からLINEが来ていたので、行って買った。

・浅草は二度行っても超楽しかった。仲見世通りの裏の方の店を色々見て回って、大学芋とかいちご団子とかゆずサイダーとかを飲み食いした。浅草寺のくじでは「凶」が出たので、棒みたいなやつに結んだ。

・帰りの新幹線では、group_inouを聴きながら寝た。ずっと尻が痛かった。男子生徒くんは「虚数の情緒」を半分ほどまで読んでいたものの、「もう全然意味がわからん」と言って読むのをやめ、寝ていた。

・帰ってきて、岡山駅東口から外に出てまずびっくりしたのは、建物が全部低いこと。ことごとく全て低い。出発前日に岡山駅前を歩きながら「全然ビル高いよなー」とか吹聴していたにも関わらず、ごめん、全然低い。もう岡山のビルじゃ満足できないカラダにされてしまった。これが都会の絵の具に染まるってこと?

・そぼろご飯食べて風呂入って14時間寝た。

 

 以上が、関東旅行の顛末。すげー楽しかったー。全然ざっとさらえてねー。

 東京ばな奈やっぱ大好き。チーズカステラめちゃくちゃおいしい。ダッフィーちょうかわいい。

 東京行ったあとに「シンゴジラ」観たら印象変わるんじゃないかと思ったけど、東京駅以外どこも、どっこもわかんなかった。