いももすのブログ

高校二年生が日記を書きながら書くブログ。

純度百パー産地直送とれたて新鮮の

 いつの間にか春が来ていて、外に出たら桜がほぼ満開で感動した。桜は、快晴の中の満開よりも曇り空の中の満開の方が、感想を求められてない感じがして落ち着くので良いんじゃないかと思っている。

 

 昨日、部活の打ち上げに行ってきた。僕の学校は中高一貫で1〜6年生までがいて、その後半の4〜6年生の高校生組で岡山駅に集まった。4年生僕入れて3人・5年生2人・卒業生2人、の7人。焼肉のランチ。卒部会のときに話が持ち上がっていたけど、なあなあで消えると思ってた。もう会わないと思ってた卒業生の2人にもまた会えて、めっちゃ嬉しい。

 こういう「部活のみんなでご飯食べる」みたいなこと、中一のときの全国大会以来。あのときも超楽しかったけど、今日はもっと楽しかった。なんか、中一のときの楽しさは打ち上げ花火みたいな楽しさで、今日のは線香花火みたいな楽しさだった。そこまでセンチでもないか。手持ち花火みたいな楽しさだった。

 食べ放題で肉をばんばん頼んで、ばんばん鉄板に乗せて、ばんばん食べながらいろんな話をした。死んで泣いて病んだ結構笑えない受験の体験談とか(卒業生2人は無事合格したらしい)、大学いったら彼氏彼女作る?作らない?の話とか、遠距離恋愛って正味どうなん?って話とか、全員経験がなさすぎて若干成立してない恋バナとか、この中でモテそうなのは誰?って話とか、恋愛体質の下級生の女の子の話とか、僕が地元ではめちゃくちゃ陽気な人間だったって話とか、人間関係入り組みすぎててチーム編成が大変だった下級生たちの話とか、各学年のやべーやつの話とか、5年のねづっち先輩(仮名)が転勤する物理の先生に文字びっしりの2枚半の感謝の手紙を書いた話とか、文化祭は出店あるのとないのとじゃ100違うって話とか、体育祭の一番楽しいところは最後にみんなでバカになって校歌を歌うところって話とか、ねづっち先輩は今日まで(僕が普段無口すぎて)僕の声を聞いたことがなかったって話とか、さっきからやけに「いももち」が運ばれてくるのに頼んだ人が不明だって話とか、いももちめっちゃうまいって話とか、受験で心は死んだけどなんだかんだ高校生活めっちゃ楽しかったよって話とか、この部活入ってよかったみたいな話とか。路面電車に乗って岡山駅まで戻った。快晴に立つ桃太郎像。

 純度百パー産地直送とれたて新鮮の「高校生の青春」を食らって、どうですか。僕は、もう「あの焼肉屋で肉をつつきながらみんなの話に笑っている僕」には戻れないんだなって思って、切ない。漫画とかアニメみたいな大層な信頼関係は結ばれてない、けど、一生をかけて思い出し続けたいくらい良いメンバーと、良い打ち上げだったなぁと思う。いや僕はまだ全然在部するんだけど、卒業生はもう県外の大学に行くし、5年の先輩は6年に上がって引退するってことで、このメンバー全員の顔を見るのは(特に卒業生の顔を見るのは)昨日が本当に最後だった。10代にとっては重大な別れだ。な?今日はいい感じのことばっか書いてしまったからこのダジャレ一つで全相殺する。

 あと余談だけど、いももちは僕だけ食ってない。