いももすのブログ

高校三年生が日記を書きながら書くブログ。

夢に入り込む新感覚スパイ映画「インセプション」を観ました。

 どうも、こんにちは。いももすです。

 

 先日、Amazonのprime videoで、とても面白い映画を観ました。

 

 みなさんは、「夢」を見たことがありますか?寝るときに見る夢です。

 あの夢の世界っていうのは、心の状態がそのまま映し出されたものだったりするわけです。つまり、自分の心の中に隠し持っている秘密も、その夢の世界の奥底に眠っている、と考えてもいいのではないでしょうか。

 

 で、そこに目をつけた映画が、僕の観た映画インセプションです。

 

 夢の中にその人の秘密が隠されている、では、その夢の中に侵入して人の秘密を抜き取るスパイがいてもいいんじゃないだろうか?

 で、この映画にはそれが登場します。

 

 あらすじはこんな感じ。

 人の夢に入って秘密を抜き取る産業スパイ「抜き取り屋」をしているコブ。彼は仲間のナッシュ、アーサーと共に日本人実業家サイトーの秘密を抜き取る仕事をしていたが、コブと関係があるらしい女性モルに阻まれ、失敗してしまう。

 逃げるコブたちだったが、ナッシュが裏切ってコブとアーサーの居場所を密告したため、サイトーはコブとアーサーのいるホテルに出向き、彼らにインセプションを提案する。インセプションとは、相手の脳にアイデアを植え付け、そのアイデアを無意識に生まれたように工作することである。「抜き取り」とは違い、夢の奥まで行って自然にアイデアを植え付けなければいけないため、危険な上に困難なものであった。アーサーは「不可能だ」と言った。

 サイトーは、もし成功すれば全ての犯罪歴を抹消し、帰れなかった子供達の元へと返してやると言い、コブはそれを承諾した。

 かくして、「インセプション」の計画が幕を開ける。

 

 

 

 「インセプション」という行為について、もう少し詳しく説明します。

 この映画では、夢には3段階あるとされます。普通の夢である第一階層、夢の中の夢である第二階層、夢の中の夢の中の夢である第三階層と、進んでいくごとに警備は厳しくなり、進むのが困難になっていきます。インセプションをするには、その中を突破して夢の奥、第三階層まで行かなければいけないのです。さらに、第一階層や第二階層において、アイデアを植え付けるために布石を敷いておかなければいけないのです。

 ちなみに、コブは一度「インセプション」をしたことがあるそうです。失敗したか成功したかは語りませんが・・・。

 

 映画の構成としては、

さっきのあらすじ→メンバー集め→準備・説明→インセプション

 というふうになっています。

 インセプションを行う相手は、サイトーの商売相手モーリス・フィッシャーの息子であり後継、ロバート・フィッシャー。父親の会社を潰させるために、それに合点がいくアイデアをロバートに植え付けることが、この「インセプション」の主な目標です。

 つまり、主な舞台は夢の中。見かけは現実世界に酷似していても、現実ではありえないようなこともバンバン起きます。少しだけ言っちゃうと、重力がいろんな方向に向かったり、トリックアートみたいに階段の上と下が繋がったりします。

 面白いですよね?こんな発想のある映画が、面白くないわけないんですよ。

 

 あと、「夢」を題材にした僕の好きな映画で「パプリカ」というのがありますが、あの映画のワンシーンで「現実だと思ってたら実はまだ夢の中で、敵に不意打ちされる」みたいなのがあるんですよ。

 夢って、見てる間はそれが現実だと信じて疑いませんよね。この映画の中でもそれがきちんと考えられていて、夢の中で仕事をする「抜き取り屋」は、夢と現実の区別がつくように「トーテム」というものを持っています。「トーテムがこういう動きをしたら現実だ」というようにしているのです。

 コブのトーテムはこまのような形をしていて、回転が止まると現実、ずっと回り続けたら夢、というふうに区別しています。

 これが、この映画のストーリーの超重要アイテムとして機能するのです。

 

 詳しくは言いません。

 この映画のアクション以外で面白いと思ったところがあります。この映画、最初は主人公の全容すらも見えてこないけど、少しずつ会話や夢の中での現象などでそれが明らかになっていくんですよ。

 特に、映画の一番最初に出てくる謎の老人とコブの会話。これも、最後の最後にその意味がわかります。

 この「少しずつ見えていく感じ」が、ストーリーに意外性をもたらしていて、とてもよかったです。

 

 

 さて、夢に入り込んでアイデアを植え付ける新感覚(11年前の映画に新感覚っつってもアレだけども)のスパイ映画、インセプションでした。

 めっちゃ面白かったので、是非観て欲しいです。

 

 ちょっと待って、主演レオナルド・ディカプリオだったんだ!?