いももすのブログ

高校二年生が日記を書きながら書くブログ。

チェンソーマンなどの話

 チェンソーマン!!!!

 

 チェンソーマンに全感受性を奪われた感じがする。最近は何を考えるにしても「チェンソーマンおもしれ〜」という言葉しか出てこず、とても困った。

 いやー、チェンソーマン、つい勢い余って11巻まで買ってしまった。11巻で一応「第一部」が完結したということになっている。

 第一部を最後まで読んだ感想としては、「死ぬほどおもしろい悪夢を見ているような感じ」。途中からキャラクター死亡のオンパレードが始まり、心が張り裂けそうになってその勢いのまま11巻の最後まで読み切ったものの、まだあの悲劇を現実に起こったものとして消化できておらず、なんだか途中からの展開は今思い返してもすべて夢のようだ。ちゃんと消化する段階を設けながら読み進めていくべきだったな、と少し後悔している。

 

 今夜アニメの第4話も放送されるけど、ここまで来て「ヒルの悪魔」と戦うところなんか、もはやどう楽しめばいいと言うんだ。

 

 この数日間、本当に「チェンソーマンおもしれ〜」以外に思うことが何もなく、その感受性の枯渇には流石に焦った。ふと「虎と仲良くなりたいな」と思いついたことで、なんとか元の感受性を取り戻したように見られる。

 

 

 密かに虎のファンだ。

 「山月記」の李徴に強いシンパシーを感じたことが大きなきっかけだった。山月記って一番好きな文学かもしれない。

 虎はかっこいい。見た目からして明らかに危険そうなのが良い。デンジャーイズクール。

 虎と仲良くなりたいと時々思う。あんなかっこいいやつと仲良くなれたら、きっと楽しいだろう。そういえば、小学2年生の時分、虎みたいなやつと友達になったことがあった。名前は「ボロンゴ」。「ふにゃあ。ゴロゴロゴロ」と鳴く。

 

 虎は、「トラ」と読むのが一般的だが、僕は「トラ」というのはどうも、しっくりはくるけども虎のかっこよさを存分にそこに表現できているかというところでは疑問が残ると思う。なんだか、トラクターを彷彿とさせないだろうか。

 「タイガー」はもっと良くない。「ガー」が最後につくと、少し昭和のヒーローの風情が出る。令和の時代に「タイガー」は受け入れられないだろう。

 そこで、僕は「コ」が良い。「コ」というのは一文字で、既存の言葉に引きずられる余地があまりない。時代が変わっても柔軟に生きていけるだろう。それに、発音のみでイメージを測ってみるならば、「コ」という発音には、どこか底知れない危なさも感じないようなこともない。虎の持つ無慈悲な凶暴性を、頑張れば感じ取ることができそうだ。

 以上。

 虎(こ)は良い。

 

 

 自転車に油を差した。末期にはブルースウェインどころではなく、例えるならば、黒板を引っ掻く音をひたひたに染み込ませた雑巾を力の限りに絞っているような音、が、僕の自転車から鳴っていた。僕もストレスだし、登下校中の僕とすれ違う人もストレスだったろうと思う。ようやく解放されたと思うと、心が軽い。