いももすのブログ

高校三年生が日記を書きながら書くブログ。

月刊少年いももす第9号 21.11.7

 どうも、こんにちは。いももすです。

 

 日記「月刊少年いももす」第9号。10月にあったことなどを書きます。毎月下旬投稿・・・。です。すいません。

 

 

 

最近あったこと

学ランチキンレース

 いやー、10月ですね。もう全然寒いです。なんか中旬あたり異常に暑い日が1日だけありましたが(10月なのに熱射病になるの初めてでした)、まぁもうそれからは寒くなる一方で、いよいよ冬だなって感じですね。

 朝、登校するときが結構しんどいです。まだ本格的にって感じではないけど、結構ダメージは受けます。1、2時間目あたりは手を動かしにくくなるし。

 

 で、そんだけ寒くなれば上着、すなわち学ランを着てくるのが当然ですよね。暑かったら薄く、寒かったら厚く。人類が生み出した「衣」の極意ここにありけり。

 しかし、それに愚かにも抗う者たちがいることをご存知でしょうか。あ、1年中半袖の男子じゃないです。答えは、「最初に学ラン着るの恥ずかしいと思ってる男子中学生」です。

 もう学生じゃないみなさんも覚えているでしょうか。というか、これはあるあるなんでしょうか。10月上旬あたりから、ベストを着始める人たちは格段に増えると思います。ですが、そこから一向に「学ラン」の境地まで至らないんですね。誰一人。もちろん、僕も含めてです。

 女子は別です。フツーに学ラン・・・というか、あれはなんだろう。えーと、うちの学校では、紺色で生地が厚いセーラー服・・・冬服?冬服かな(あれ、実質何枚を下に着てるんだろう)。冬服に着替えてる人もいるんです。多分そこらへん女子と男子で意識が違うのかもしれません。

 

 なんか恥ずかしいんですよね。学ランに着替えるの。多分、厚手でもこもこするのがダサいと感じるんだと思います。ちゃんと着こなしたらかっこいい気もするんですけどね。前田大尊にあんなに学ランが似合うんだから。

 

 そんなこんなで、学ランを最初に着たくない「学ランチキンレースが展開されています。暗黙のうちに。

 

 

すぎやまこういちさん死去・・・

imomosu.hatenablog.com

 ドラクエシリーズの音楽大好きでした。ありがとうございました。

 

 

観たアニメ

 今月はあんまり映画は観なかったかもしれないです。アニメはちょっと観ました。ストーリーの説明は、WikipediaAmazonの紹介ページも参考にしています。

いぬやしき

 「GANTZ」とかの奥 浩哉(おく ひろや)先生の漫画いぬやしきが原作です。僕は原作もGANTZも読んだことがないです。どうやらすごいらしいですね。GANTZ。いつか読みたいなとは思ってます。

 

 で、「いぬやしき」の話です。

 老け顔の冴えないサラリーマン、「犬屋敷 壱郎(いぬやしき いちろう)」。家庭からも会社からも冷たい扱いを受けている毎日で、胃がんによる余命3ヶ月を宣告されても家族に打ち明けることもできず、悲しみに暮れて泣いていた最中に宇宙船との接触事故で死んでしまいます。

 ・・・???

 事故を無かったことにしたい宇宙人によって、生前の記憶を持った人間そっくりの機械となります。高度な文明を持つ宇宙人の持つ機械の中で、唯一持ち合わせがあった「兵器ユニット」として蘇った犬屋敷は、下手をすれば地球が滅びるほどの力を手にすることとなったのです。

 ・・・。

 生活を続けるうちに自分の体が機械であることに気づいた犬屋敷は、その力を他人の命を救うために役立てようとします。

 ・・・なるほど。

 また、同時刻同現場にいて同様に死亡した高校生の「獅子神 皓(ししがみ ひろ)」は、その力を使って大量殺人を始めます。

 ・・・!!?

 

 ・・・・えーと、そういう話です。則巻ターボの物騒バージョン。「俺が悪役で...じじいがヒーローか...?」と。

 


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 サイコパス高校生vsヒーローじじい というような構図になるはず・・・です。

 

 犬屋敷が人助けをすることで「生きている」と感じるのと同じように、獅子神は、人を殺すという行為に「生きている」という実感を見出すのです。自分の大事な人、母親や親友以外の人間の命に一切の同情を抱かないように脳みそができているのです。あなたは、獅子神を一概に責めることができましょうか・・・?動機をたどると犬屋敷となんら変わらないんじゃないですか?・・・と、いうようなことを言いたいんだと思います。

 

 責めるだろ。

 

 本当、劇中で獅子神に感情移入できる箇所が一箇所もありませんでした。一箇所もですよ。一箇所も。本当に数え切れないほど人を殺してるんです。ふら〜っと人の家に入って、銃の形にした指を人に向けて「ばん」って言ったら殺せるんですよ。それで・・・その様子が克明に、克明に描写されるのが第2話。2度と見たくない。今まで見たことのある映像の中でダントツに2度と見たくない。パソコンのモニターが叩き割られるところでした。

 

 連続殺人事件の犯人が獅子神だと警察に発覚し、それから逃亡生活を始める獅子神。残った母親の獅子神優子は、さまざまな所から容赦ないバッシングを受けることになります。

 獅子神は、自分を想う同級生の家に同居させてもらいながら、母親が自殺した事実を知り、母親に誹謗中傷の書き込みを行なった2ちゃんねらーを特定し、皆殺しにします。

 ・・・母親が自殺したのは、2chに誹謗中傷が書き込まれたこと以前に獅子神が人を殺しまくったことにショックを受けたからなんじゃ・・・。「俺が人殺してたらどうする?」って質問に「一緒に死ぬかな」って答えてたし。

 流石に「悲しき性(さが)かな」と獅子神を憐れむことはできないです。母親がすごい可哀想だった。

 

 ・・・とにかく、そうしてどんどんと展開していくサイコパス高校生の大量殺戮。ヒーローじじいは、獅子神の幼馴染でありその正体を知る「安堂 直行(あんどう なおゆき)」と協力して人助けを続けて行き、そのうちに、獅子神と直接対決をすることとなるのです・・・。最終話付近で。

 

 あ、安堂は結構好きです。「GANTZ」が好きな高校生で、不良にいじめられて不登校になっていました。でも、機械になった獅子神が守ってくれるというので学校に行きます。早速いじめを受ける安堂ですが、獅子神はものすごい力で不良たちを黙らせ、なんと、その後、屋上から不良たちを射殺していくのです。連続殺人の犯人が獅子神であることを察した安堂は獅子神と絶交。その後、「重病人を救い出す謎の人物」のニュースで犬屋敷の存在を察知し、コンタクトを取り、獅子神を止めるために行動を共にして行きます。

 

 安堂が登場するまで一人でずっと戦っていたので、やっぱり仲間がいると安心感が違いますね。「高校生とじじい」というコンビもなかなか無いんじゃないですか。

 

 

 メカの描写とか設定とかはめっちゃくちゃ面白いんですけどね。なんかところどころで腑に落ちないところがあるっていうか。まぁでも、全然おすすめできる範囲です。胸糞と血がどうしても無理、な人以外なら観ればいいと思います。

 

 

映像研には手を出すな!

 大童 澄瞳(おおわら すみと)先生の漫画「映像研には手を出すな!」が原作のアニメ「映像研には手を出すな!」です。

 

 芝浜高校に入学した「浅草 みどり」は、アニメの設定を日夜考え、スケッチブックに描き連ね続けるほどのアニメ好き。そんな彼女を見るプロデューサー気質の同級生「金森 さやか」は、同じく同級生で、アニメーターに憧れる読者モデルの「水崎 ツバメ」と共にアニメを作らせようと「映像研究同好会」を設立する。

 というストーリー。

 


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 最初、アマプラにて「この3人個性すごそうだなー」と興味を惹かれ、見始めました。まずですね、やっぱりこの3人の個性がそれぞれいい感じでした。一人は設定を考えるのが好き、一人はアニメーション(動き、演技)を作るのが好き、そしてもう一人は効果的な利益の得方を知っている。設定に力を入れる役、アニメーションに力を入れる役、そしてそれらが行きすぎないように見張る役。どれが欠けても失敗する3人組。この個性のバランスの振り分け方がすごいいい感じにできてたなー、と思います。

 

 あとですね、第一話を見てた時に「このアニメーションの感じ、湯浅監督みたいだなー」と思ってたら本当に湯浅監督でしたね。謎の感動があった。

 「四畳半神話体系」「夜は短し歩けよ乙女」のアニメ化とかをやってた湯浅監督。この作画の特徴をなんと言語化すればいいのか。うーん、前僕は「定規使ってない」とか言ってた気がするけど、なんかそれもしっくりこないなぁ。えーと、なんで僕は「湯浅監督だ」とわかったのか。色使いかな?いや、動きにも特徴がある気がする。動きがなんかこう、少しオーバーに躍動感がある、ような、気がします。

 とにかく、そういった作画でですね、この世界観が描かれるとすごく楽しいことになるんですよ。上の予告も楽しそうな雰囲気でしょ?そういうことです。

 

 原作の大童先生は独学でアニメーションを学んでいたらしく、アニメーション関係の諸々も説明されます。どうやらめちゃくちゃ大変らしいですね。という印象を抱きます。

 まぁそりゃあそうですよね。少しずつずらした絵を一枚一枚描くとか重労働すぎる。それを、プロのアニメーターでも無い二人でやるのとかすげー大変じゃないですか?先生もそれをわかってるでしょうし、多分、劇中の映像研では概ね現実的な手法がとられてアニメ制作をしてるんでしょう。多分ね。

 

 そんなふうに面白かったので、今TSUTAYAで原作を借りて読んでます。原作3巻までがアニメになった箇所で、現在6巻まで出てるらしいです。ぜひ全部読みたいなぁ。

 

 あ、でも、これはちょっとしたツッコミみたいなものですけど、全然季節感ないですね。アニメ制作に1ヶ月2ヶ月3ヶ月くらいかかってる描写があるんだから少しは季節の移り変わりを描けばいいのに、ずっと冬服でずっと木は緑です。「映像研」の世界の地球は地軸がずれてるのかな多分。

 

 

DEVILMAN crybaby

 漫画「デビルマン」を読んだ時に「crybabyも観ようかな!」って言ってたと思います。あのあとすぐ観たんですけど、ずっと記事書くの忘れてました。映像研で湯浅監督の存在を思い出したので書くことにしました。

 

 永井 豪先生の伝説の漫画デビルマン「初の完全映像化」ということで、湯浅監督がDEVILMAN crybabyを作ることになりました。

 「デビルマン」は、人類をデーモンから守るために、不動 明がデーモンと合体した悪魔人間「デビルマン」となって戦う話です。悪魔と人間の中間の視点から「人間」が描かれます。「寄生獣」が好きな人にはピンとくる内容な気がします。

 TVアニメのヒーローものとして放送もされましたが、かなり別物です。

 

 で、その漫画「デビルマン」を初の完全映像化ということなのですが、今までデビルマンは数度映像化されています。一つは、超有名な「実写デビルマン。「最悪な実写化」の先例として紹介されることがありますね。僕は、観る勇気が未だに湧きません。もう一つは、デビルマンOVAOVAとはオリジナルビデオアニメーションの略です。これがねぇ・・・めっっっっっっっちゃくちゃクオリティ高いんですよ。

 画風とキャラクターの性格は若干違うけど、ストーリーの流れはほぼ原作の流れを沿っている。さらにアニメーションも超ぬるぬる動くし迫力がある。声の演技も上手い。一つも文句のつけようが無いくらいいい作品でした。で、なぜそんなにすごい作品が「初の完全映像化」になってないかというと、最終章が作られじまいだったからです。「誕生編」「シレーヌ編」までで、最後「最終戦争編」が作られなかったのです。監督が予算に納得しなかったとかなんとか。それで結局監督は他界しちゃって・・・。すごい残念です。あのクオリティで最終章が見たかったなぁ・・・。

 

 さて、そういうわけでデビルマンの最終章までの完全映像化「DEVILMAN crybaby」です。Netflixに入ってたら無料で見れるみたいですが、ウチはアマプラしか入ってないのでTSUTAYAで借りてきました。

 


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 ・・・えっとですね・・・。

 

 まぁ・・・なんというか・・・「好きな人は好き、嫌いな人は嫌い」・・・かな・・・。

 

 さぁ、えっと、僕は割と好きなんですが、「嫌いな人は嫌い」と言ったのは、その大幅な改変にあります。ストーリーの流れはおおむね原作に沿いながらも、かなりの箇所を改変しています。「適切な改変は大事」と言われるものの、適切であってもあまりに多くの箇所を改変しすぎていたら反感を買ってしまうこともあると思います。それらを「完全映像化」と銘打ったのはよくなかった。

 

 これは「漫画『デビルマン』の完全映像化」ではなく、「漫画『デビルマン』を土台にした新たな映像作品」です。なので、原作の雰囲気をそのまま楽しみたい人の視聴には向かないです。これはこれで面白いデビルマンだとは思うんですけどね。

 

 具体的にどんな感じに改変されたかを一部だけ言っちゃうと、

「時代が現代になった」

「デーモン以外のキャラデザ全部が大幅に変更」

「明と明の親友の了、それとヒロインの美樹の性格がやや変更(現代的ではある?)」

「デーモンに関する最初の説明がやや雑で、入りにくい」

「不良がラッパーになった」

「了は明と同い年ながらもアメリカで教授をしている」

「明や美樹は陸上部」

「美樹は天才陸上選手として有名であり、グラビア撮影を迫られている」

「オリジナルキャラクターが数人登場する」

「悪魔の登場順・登場までの流れが変更」

「クライマックスまでの流れに省略された部分がある」

 

 などなど。本当に挙げればキリがないのですが、僕的には「まぁアリな改変」でした。それらの要素が、よりストーリーの中で際立つ重要な要素になっていたからです。まぁ、そのストーリーのテーマが原作と違うんですけどね・・・。で、その改変の数が多すぎると「オイオイこんなに変えちまうのかよ」と反感が生まれるのも事実です。

 

 原作を読んだ上で「アナザーデビルマンとして観ればそれはそれで楽しめるんですが・・・。躍動感ある作画でデビルマンとかその他が動き回るのは良かったです。あと、アノ曲のアレンジ。

 

 

機動戦士ガンダム 

 いまだに続編が出続ける超名作(らしい)アニメシリーズの第1作目機動戦士ガンダムです。

 僕の友達がガンダムシリーズめっちゃ好きで、「閃光のハサウェイ(最近出たガンダムの新作)めっちゃ面白い」と言ってたので、「ほぇ〜そんじゃ観てみよっかな」と。それで、せっかくならと第1作目から観ることにしました。「閃光のハサウェイ」を楽しむためには最低限この機動戦士ガンダムと、続編の機動戦士zガンダムと、さらに機動戦士ガンダム 逆襲のシャアというのを観ればいいらしいです。

 ・・・あ〜、そういえば僕、小6の時に旅行で一人秋葉原に行ったことあるんですよね。ガンダム好きのその友達にガンダムグッズを買うついでにガンダムカフェで昼ごはんを食べた記憶があります。全然意味わかんなかったし、誰かが「敢えて言おう!ピザであると!」って言ってる名言ピザもまずかったけど、スクリーンに終始流れてた歴代ガンダムの映像は印象に残ってるんですよね・・・。いやまぁ楽しかったですよ。ああいうのも悪くない。

 ちなみにそのあと、池袋のP'PARCOでエヴァグッズを買い漁りました。

 


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 人類が、増えすぎた人口を宇宙へと移民させるようになってからしばらくが経つ。宇宙世紀0079、地球から最も離れたコロニーのサイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府独立戦争を仕掛けてきた。連邦と公国は、この戦いによって互いの人口の半数を減らしている。人々はその自らの行いに恐怖していた・・・。戦争は膠着状態に陥り、8ヶ月が経過していた。

 

 「赤い彗星」ことジオンのシャア・アズナブル少佐は、連邦の新造艦ホワイトベースを追尾して中立コロニーのサイド7にたどり着く。そこでは、戦局を打破するべく、連邦の切り札であるモビルスーツ(でっかくて乗って動かせるロボット)建造が極秘に進行していた。

 偵察が目的だったはずだが、新兵の勝手な行動によってサイド7は戦闘状態に陥る。サイド7に住む少年でありモビルスーツ開発者テム・レイの息子であるアムロ・レイは、戦闘の混乱状態の中、連邦の新型モビルスーツガンダムに乗り込んでジオンの量産型モビルスーツ「ザク」2体をなんとか倒した。

 しかし、サイド7は壊滅状態。生き残った住民たちは避難民となってホワイトベースに乗り込んだ。戦闘によって正規の乗組員の半数以上と艦長を失った中、新米士官ブライト・ノアを艦長代理に、アムロをはじめとした民間人がホワイトベースの乗組員やモビルスーツパイロットとして戦いに身を投じていくこととなる・・・。

 

 という話。思ったよりストーリーが濃くて驚きました。まぁストーリーが薄かったらこんなに続いてないか。

 

 基本的に、このホワイトベースに乗って戦場を転々としながら、主人公アムロや乗組員たちが成長していく物語っぽいです。今のところは。現在17話まで視聴しています。

 

 や、ヤバくないですか?ただの一般人が、命をかけた戦いに駆り出されてるんですよ?艦長は新米士官だし偉そうだし。

 理不尽に戦いに駆り出されるという意味では、エヴァと通じるものがあります。シンジくんとアムロは、なんか、似てる感じがする。似たような精神性を持ってる気がします。実際、今観終わった17話でもシンジくんと全く同じムーブをかましています。

 ・・・えーと、17話の題名は「アムロ 脱走」です。

 

 ガンダムといえば、主題歌は聴いたことがあるでしょうか。

燃え上がれ 燃え上がれ 燃え上がれ ガンダム

君よ 走れ

まだ怒りに燃える闘志があるなら

巨大な敵を 打てよ 打てよ 打てよ

正義の怒りをぶつけろ ガンダム

機動戦士ガンダム ガンダム

蘇る 蘇る 蘇る ガンダム

君よ つかめ

銀河へ向かって飛べよ ガンダム

機動戦士ガンダム ガンダム

 

 というやつ。

 

 かっこよくて燃えるんですが、なんか、観ているうちにこの主題歌に違和感を感じるようになってくるんですよ。

 まず、アムロって「怒りに燃える闘志」から一番程遠いし。まして「正義の怒りをぶつけ」るような戦いをしてるわけじゃないです。第10話〜第13話が忘れられません。

 

 ジオン公国ザビ家の4男であり、シャアの士官学校時代からの親友でもあるガルマ・ザビは、幾度となくホワイトベースに攻撃を仕掛けてきた。しかし第10話にて、戦闘中シャアの言われるがままに彼が誘導された先には、ホワイトベースガンタンクガンキャノン待ち伏せをしていた。友人の裏切りの笑い声を聞きながら総攻撃を受けるガルマは、ホワイトベースに特攻を仕掛けた。「ジオン公国に栄光あれ!」祖国と恋人を想いながらの死だった。

 

 シャアが裏切った理由はまだ明らかになっていませんが、恋人と国を想いながら死んでいくガルマの姿に、敵ながら心を打たれました。結局特攻は外れ、ホワイトベースには傷ひとつつきませんでした。喜んでいいのか・・・。

 

 11話、ガルマの恋人だったイセリナエッシェンバッハは、ガルマの戦死を知る。敵討ちのためガウ(ジオンの爆撃機)に乗り込むも失敗。満身創痍の中で銃を持ってアムロの前に立ち、「ガルマ様の仇・・・」と口にして、事切れる。

 

 ガルマの後を追うようにして恋人まで死んでしまうんですね・・・。「仇」という言葉が、アムロに衝撃を与えます。戦争をやっている以上、誰かの仇になることは絶対に避けられません。「仇」という言葉が、アムロに「人を殺している」という実感をもたらしたんですね。結局12話の途中には立ち直るんですけどね。なんだよ。

 

 12話の最後には、ガルマの国葬が大々的に執り行われます。なぜなら、ガルマの父親デギン・ザビは、ジオン公国のトップ、王だからです!!!!ばばーん!!!!

 真の理由としては、ガルマはその容姿端麗さや人の良さから国民に慕われており、彼の死は一種の戦意高揚に使えるとギレン・ザビ(長男)が言ったからです。国葬の際、ギレンはある演説をおこないます。有名ですね。要約します。

 

「ジオンの国力が微々たるものであるのにも関わらず戦ってこられたのは、我々の戦争目的が正しいからだ!エリートだけが住む地球から追い出された我々が自由を要求して、何度踏み躙られたか!自由のためのこの戦いを、神が見捨てるはずがない!私の弟、諸君らが愛してくれたガルマ・ザビは死んだ。なぜだッ!!」

 バーで酒を飲むシャア「坊やだからさ・・・」

「ガルマは、この戦争が対岸の火でないことを教えてくれた!この悲しみも怒りも、忘れてはならないッ!それをガルマは、死をもって我々に示してくれたのだ!我々はこの怒りを地球連邦政府に叩きつけ、勝利する!その真の勝利こそ、戦死者への最大の慰めなのだ!国民よ立てッ!ジーク・ジオン!!」

 

 この、「私の弟、諸君らが愛してくれたガルマ・ザビは死んだ。なぜだッ!」「坊やだからさ・・・」は有名ですね。なんとなく聞いたことがある気がします。弟の死すらプロパガンダに利用するギレンに、デギンは反対してるみたいでした。独裁敷いてる人なのにそこらへんは人間くさいのな。

 

 13話は、アムロが地球に住む母親と再開する話。父親についていってサイド7に移住していたアムロにとって、母親との再会は数年ぶりのことでした。ところで父親のテム・レイはどこ行ったんですかね。第一話でガンダムが大地に立って・・・それからどうなったっけ?

 まぁいいや。再開した二人は喜び合うのですが、偵察にやってきたジオン兵に向かって発砲するアムロを見て「人様を撃つなんて・・・」と母は激昂するのです。「でも母さん、戦争なんだよ」と。それで結局、アムロは母親の元を離れてホワイトベースに乗り込みます。一人取り残されて泣くアムロの母親の後ろ姿でこの話はおしまい。

 

 ・・・。

 なんか、「母親」という存在が出てきたことで、現実に引き戻されたような感覚がしました。まだ15歳、僕と同い年の少年。それが、兵器に乗り込んで人を殺す。そんなこと異常なんですよ。母親から見たら尚更ですよ。虫ひとつ殺せなかったあの子が・・・。

 でも、これは戦争だから。戦争だから・・・。

 僕は、この場所がアムロの最初目指した場所だったと思うのです。サイド7からの「避難民」ですよ。ガンダムに乗れたとしても、ただの民間人です。その少年が、地球にたどり着いて目指すべきゴールは自分の故郷、母のもとだったはずなんです。でも、今はガンダムに乗って戦うという使命の方が、アムロにとって大事だったということです。だから、この回はかなり重要なターニングポイントだったと思います。

 

 で、このように観ていくと、もう「正義の怒りをぶつけろガンダム」なんて歌えないんですよ。回が進んでいくごとに「もうこれ以上戦わないでくれ」と思ってしまうアニメ。どのような最終回を迎えるのか、目が離せません。

 

 

観た映画

2001年宇宙の旅

 スタンリー・キューブリック監督のSF映画2001年宇宙の旅。脚本に携わったアーサー・C・クラークからは、小説版とその続編が数冊出ていますね。

 

 キューブリック監督の代表作で、各所で評価されまくってますよね。果たしてそこまでの評価に値する映画なのか、というか、値するかどうか、というより、僕の好みに合うのか。やっぱりこんなに評価されまくってるなら「面白いんだろうな、観てみよ」という気持ちになります。ちなみに僕はキューブリック監督の映画は「シャイニング」しか観たことないです。「時計じかけのオレンジ」は若干尻込みしてる感じ。

 

 400万年前、ヒトザルが生き残りをかけて争う時代。突如現れた黒い石板のような物体モノリスに触れ、その知能教育(らしきもの)により、道具を使って狩りや争いをすることを覚えた。ヒトの時代の始まりである。

 月に人が住めるようになった時代。ヘイウッド・フロイド博士が、月面にて発掘された物体「モノリス」を調査するために月面基地へ向かう。発掘現場に向かい、調査をしている途中にモノリスは強力な信号を発信した・・・。

 

 ・・・あのですねぇ。基本的に、この映画、すっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっげぇスローテンポです。テンポがいい映画ばっか見慣れてきた我々にとっては地獄みたいにテンポが遅いです。このあらすじの「強力な信号を発信した・・・」のも、本編が始まって1時間近く経った頃ですよ。ガンダムは第一話だけの説明にあんなに時間を割いたのに。こっちは1時間でこんだけ。

 ただ、映像の一瞬一瞬に気を配りまくってるのはなんとなくわかります。これ公開されたのは1968年ですよ。まだ月面着陸もしてない。スターウォーズみたいな(もしかしたらそれより精巧かもしれない)宇宙船とか宇宙基地とかが、丁寧なカメラワークで写されます。セリフやストーリーの進行一切なしで数分間。・・・ど、どうなんだ。

 いやでもほんとすごいんですよ。60年代にこれくらいのものが作れるのか、とビビりました。どうやって撮影したんだろう。やっぱ模型か。

 そう、「どうやって撮影したんだろう」っていうシーンがものすごいあるんですよ。宇宙船の中で床から壁を歩いて天井に上がったり、宇宙空間で作業するシーンもどうやって撮ったのか。終盤のあるシーンは、すごくこう、幻想的というか人智を超えているというか、そういうシーンなんですけど、あのシーンもどうやって撮ったんだろう。やっぱものすごい手間と時間をかけてるんでしょうね。そういうところも考えながら観てたら、見応えはあります。

 あと、宇宙空間での作業の時にただ呼吸音だけが聞こえるのがカッコ良かった。

 

 ストーリーはものすごく曖昧。セリフと説明が少ない上にスローテンポなので、ストーリーが掴みにくいです。特にラストシーン。解説を見ないと何が起こったのか全くわかりませんでした。

 当初はナレーションなどで説明を加える予定だったそうですが、それによって未知との遭遇が陳腐になってしまうことを恐れた監督がそれをナシにしてしまったそうです。まぁ確かに、これにナレーションが入ったらそれはそれで失うものがあっただろうなぁ。「2001年宇宙の旅」は、視覚的に、演出で観客の意識に訴えかけてくるような映画と言えます。うーん、唯一無二。

 ただ、やっぱりストーリーが曖昧すぎるのは気になるっちゃ気になる。wikipediaには満足いく内容の解説が載っていました。あの宇宙の旅が一体どのような結末を迎えたのか。だから一応僕の知的好奇心は満たされたのですが、そうするとこの映画が小説でどのような描き方をされているのか気になりますね。読んでみたいです。

 

 物語の中盤は、モノリス云々とは全く関係のない「AIが進歩したら」が描かれます。この話はラストに全く繋がらないので「いらないエピソード」だとは思うんですが、面白いのでオッケーです。

 木星に向かうディスカバリー号ディスカバリー号にはHAL9000という史上最高の人工知能が搭載されていて、船の諸々の管理をしています。ある時、アンテナ部品の故障を告げたHALの声に従ってボーマン船長が部品の点検を行います。しかし、故障は一つもありませんでした。史上最高の人工知能のHAL。宇宙船の管理を行なっているHAL。に、不具合があるかもしれない・・・。

「進入口を開けろ、HAL。」

「申し訳ないが、できません。」

 

 観てみるといいと思います。やっぱり良かったですよ。

 

 

マッドマックス

 ジョージ・ミラー監督のカーチェイス映画「マッドマックス」シリーズ一作目。

 秩序がほぼ崩壊した未来の世界。警察官のマックスは町の正義を守り、パトカーを駆って悪党を追う。

 

 なんとなく懐かしい気分になる荒野を、バイクや車で猛スピードに駆け抜けていく爽快感、スピード感があります。あと、秩序の崩壊した未来の描き方がすごいこう、「ボロボロ」で雰囲気ありました。

 でも、ストーリーが地味な気はしました。トッカーターとかいうやつの率いる不良グループを相手にマックスが戦う話が基本なのですが、話が進んで行くにつれて不良の陰湿な行為に追い詰められていく感があります。そして、終盤マックスに悲劇が襲いかかります。

 ・・・そこから、本格的に不良どもを成敗するターンになりますが、なんとなーく、こう、カタルシスに欠けるというか。「やったぜ!!」というより、「やった。」って感じかなぁ。義務成敗。

 

 でも、やっぱりカーチェイスのスピード感がかっこいいので許せる。あそこから続編にどう繋がるのかも気になるし、2も観ようと思います。

 

 

真・女神転生が面白い!!!

imomosu.hatenablog.com

 

 という記事を書きました。

 もうクリアしたので、「クリアしました!!!」という記事を書いています。

 

 

人生初、店のラーメン

 いももす、齢15歳にして、初めて店でラーメンを食べました。

 

 サッポロ一番とかカップヌードルとかは食べたことあるんですけど、あんまり好んで食べない、というか食べたくないという感じで、店のラーメンも食わず嫌いしていました。しかし、「まぁ食わないと人生損だよなぁ」と思って、こないだの文化の日「すわき」という岡山県域のチェーンに行ってきました。

 醤油ラーメンと餃子を頼むと醤油ラーメンと餃子がやってきました。

 

 ・・・うまい。

 

 う、うまいぞ!!

 麺をすすればすするほど腹が減ってきます。なるほど、チャーシューは本来これと一緒に食うために存在していたのか!!!そして、なんか謎の細長いなんかコリコリしたやつもうまい!!

 ラーメン、そりゃみんな夢中になるわ。

 

 いやぁ、ラーメンめちゃ美味しかったですね。なんか席の横にあった梅のやつもうまかったし。ラーメンを生み出した中国は天才だと思います。もっといろんな美味しい店回りたいです。

 

 

株の授業

 社会の授業で、「株」について習いました。株式会社とかっていうのは、株主からの投資で成り立ってるんですよ。株主は金を払うと株券というのをもらって、会社が成功すると株主に相応の利益が返ってきますよ、もしくは、売って金にすることもできますよ。それで、最悪の場合にも株主が損するのは投資した分だけですよ、と。

 

 この授業、めちゃくちゃ楽しかったです。社会の先生は異常に話が長くて眠いのですが、この授業だけは最後まで真面目に聞きました。今までの人生で一番楽しい授業だったかもしれない。なんか、すごくうまい話を聞いた気がします。僕も株とかやってみようかな。

 

 

ザ・クロマニヨンズ ニューシングル「大空がある」!!!


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 6ヶ月連続でシングルを出し、その後シングルをまとめたアルバムを出すという「SIX KICKS ROCK&ROLL」。3枚目のシングル「大空がある」が発売されました。

 

 聴けばわかるように、曲は至ってシンプル。多くの箇所で「だいじょうぶだぁ」と歌うのです。志村けんかよ。「全てはうまくゆく 心配いらない」と。なぜか?

 

見ろよでかい空だ 宇宙の塵だ

太陽輝いて なるようになる

 

空はでっかいなぁ 晴れてても くもってても

昼間でも 夜中でも 見上げれば そこにあるんだ

 

 だから「だいじょうぶだぁ」。

 このでっかい空を見てみなよ。ということですね。ものすごく気が楽になる歌です。ある意味で「レディビー」的とも言えるような・・・?

 いい曲でしたよ。皆さん聴いてみて欲しいなぁ。

 

 

 

見た夢

 家出するけど野宿したくなくてにっちもさっちも行かなくなるオードリー春日になる夢を見ました。

 

 

どうでもいいこと

 「星野源が主題歌やってたドラマなんだったかな〜」と思い出そうとして、「生き恥」と浮かんできた。

 

 TSUTAYAアプリに表示される平沢進の関連人物「長州力

 

 

10月のエピローグ

 こんちわ。

 

 もう寒いですね。朝起きられねー季節が始まりました。僕はいつの季節も起きられねーんですけど。

 10月か。特筆すべきこともない気がします。だから妙にアニメと映画の説明が多いんですけどね。そうですね・・・、あ、11月はもっとたくさん記事を書きたいです。

 

 ・・・あ・・・。

 中間テストと実力テストがありました。が、特にそれに関するコメントはありません。

 

 ・・・あ!!

 そういえば、ハロウィンがありましたね。僕は何もしてないし意識もしてなかったんですけど、みなさんは渋谷で何かしましたか?あれは、仮装で渋谷に行って何をすればいいんですかね。別に馬鹿にする意図はなくて、ただあそこに行って「どう」すればいいのか、ということなんですけど。「渋谷のハロウィン」というシンボルの印象が強くてイマイチ中身が掴めませんね。

 

 まぁ、そういうことです。10月でした。また来月。