いももすのブログ

高校二年生が日記を書きながら書くブログ。

前の冬に親知らずを抜いたときの回想

 どうも、こんにちは。いももすです。

 

 前の冬、僕は大学病院の歯科に来ていました。親知らずを抜くことになっていたのです。椅子に座っていると医者っぽいお兄さんがいろいろ説明をしてくれていましたが、方々で見聞きした「親知らずを抜くことの痛みについての知識」がすでに刷り込まれていた僕の頭の中には何も入ってきませんでした。

 

 部分麻酔をするための注射器を歯茎に数回刺すのがめちゃくちゃ痛かったです。痛みを消すための痛み。

 

 そして治療が始まりました。顔に口部だけに穴の空いた布を被せられた僕にはもう何も見えません。ただ耳に聞こえる「ギュイィィィィィィィィィィィイイインガリガリガリガリガリガリィ」という音から状況を想像し、恐怖に怯えながら口を開け続けるしかありませんでした。歯を抜くというより削って出すという作業なので、時間がかかります。僕に取っては永遠に感じました。顎が痛い。そして削られている感覚が少しする。

 

 で、当然大量に出血するんですが、それらは全てホースのようなもので吸い出します。終始僕の視界に映るのは、顔にかかった布の青と、布越しにもはっきり透けて見える血の赤なのです。

 

 終わったら歯のあった部分にガーゼのようなものを押し込まれました。待合室にいる母の元へ帰ると「30分くらいしか経ってないよ、早かったな」と言われました。長いわ。

 

 歯を抜く苦しみはそこで終わりなのですが、歯を抜いた後は患部が腫れ、頬は熱を帯び、まともに食事が取れませんでした。1日に何度かガーゼを変え、痛み止めを飲んでもまだ痛く、「やや地獄」くらいの毎日が約5日ほど続きました。

 

 

 なぜこのような話を今更したかというと、僕は明日、もう片方のまだ抜いてない親知らずを抜きに大学病院に赴くからです。僕の恐怖をおもんばかってみてくださいよ。ねぇ。