いももすのブログ

高校二年生が日記を書きながら書くブログ。

※ネタバレ注意 ロックマン2をクリアしました!感想!(後編)

 どうも、こんにちは。しばらくブログを更新できなかったいももすです。

 

 ロックマン2をクリアしたので感想を書くという記事。前編ではワイリーナンバーズを5体倒し、残り3体。ついにクリアも見えてきました。前編はこちら。


imomosu.hatenablog.com

 

 予想以上に後編が長くなってしまいました。なんと1万字以上の記事に。すいません・・・

 バブルマンとクラッシュマン

 向かったのはバブルマンのステージ。水中のコースでは、ジャンプ力が跳ね上がりますが、天井には大量の針が仕掛けてあり、うかつに大ジャンプをすると一撃で死んでしまいます。

 にもかかわらずステージには大量の段差がありジャンプを必要とするので、絶妙なAボタン操作でジャンプ加減を調整していかなければなりません。何度かゲームオーバーになった後、ついにバブルマンの元へと辿り着きました。弱点は刃物のメタルブレード。天井の針にさえ気をつければ、難しくはなかったと思います。

 バブルマンの武器「バブルリード」は、放つと落下し、地面を伝って移動して敵にダメージを与える泡の武器です。その特性上、空中の敵に当てる場合には接近して打たないといけないため、あまり使うことはなさそうです。

 

 次に訪れたのは弱点がよくわからなかったので後回しにしていたクラッシュマンのステージ。ステージの形式としては、梯子や動く床などで上へと上がっていくというもののようです。しかし、ロックマンはダメージをくらうと梯子を離してしまい、下へと落下してしまうので、左右からやってくる敵に注意しながら進まなければいけません。このコースで難しかったのは、鳥型ロボットの存在。ステージも中盤を過ぎた頃、梯子を登っているときに、鳥型ロボットが画面端から出現。卵のようなものを落とします。卵が割れて中から大量の小鳥型ロボットロックマン目掛けて一斉に攻撃してきます。貫通型攻撃のメタルブレードでほとんど倒せないこともないのですが、やはり何匹かは残ってしまう。梯子の最中にジャンプで避けることはできないので、大人しく耐えるしかないのです。

 何度か死んだ後、ようやくクラッシュマンの元へと辿り着きました。クラッシュマンは、クイックマンと同じようにピョンピョンと飛び回りながら、爆弾をこちらに投げつけてきます。爆弾を避けながらいくつかの武器を試し、弱点を探しました。2回ほど死んだ後、弱点を見つけました。斜め方向に打てる竜巻の武器、エアーシューターです。これをほんの数回当てれば、あっけなく倒すことができました。

 クラッシュマンの武器は時限爆弾「クラッシュボム」。一部の壁を壊したり、敵に大ダメージを与えることができますが、なんと普通に使うと武器エネルギーがたったの7発で尽きるので、注意が必要です。

 

 ヒートマンと三すくみ

 ワイリーナンバーズ最後の刺客は、ヒートマン。ヒートマンのステージには、触れると一発で死んでしまう溶岩のようなものが流れているので、注意して進まなければなりません。また、このコースだけの仕掛けとして、一定感覚で出現と消失を繰り返しているブロックがあります。タイミングよく飛ばなければ、ブロックが消えたタイミングで飛んでしまい、溶岩に向かって一直線に落ちてしまいます。

 クラッシュボムで壁を壊してショートカットしながら進んでいくと、目の前に巨大な溶岩池が現れました。上には、激しいペースで出現と消失を繰り返しているブロック。どうやら、タイミングよくジャンプしてブロックとブロックを飛び移り、溶岩池を越えなければいけないようです。もちろんそれを実現するためには、全てのブロックの出現、消失するタイミングを頭に入れた上で、操作ミスをしないように飛び移っていかなければいけません。

 

 いや無理じゃね?

 

 マリオシリーズで育ってきた僕にとっては難易度が高すぎるアクションでした。

 ここまできて諦めるわけにはいかないので、必死に飛び移ろうと試みますが、何度やっても死んでしまいます。

 何度か死んで気づいたのが、「アイテム2号」の存在。アイテム2号は、エネルギーが尽きるまで直進し続けるロケットです。これでもしかしたら池を越えられるかもしれないと思い、早速試しました。狙いは当たり、対岸まで渡ることができました。できない時のためにアイテムで予防線を貼っておくなんて、カプコンにも優しいところがあるんですね(錯乱)。

 そしてヒートマン戦。弱点は水の能力「バブルリード」。ジャンプする敵でもないので、当てるのは簡単。攻撃を当てるまでは火の粉を投げ、攻撃が当たるとこちらに突進してきます。当たると結構ダメージを喰らいますが、どちらもジャンプで避けることができるので、難しくはなかったと思います。一番簡単に倒せた敵かもしれませんね。

 ヒートマンの能力は「アトミックファイヤー」。Bボタン押しっぱなしでため、離して攻撃。真っ直ぐに飛ぶ強力な火炎砲です。最大まで貯めると、大量のエネルギー消費と引き換えに、超強力な一撃をお見舞いできます。

 ここでDr.ライトから通達。アイテム1号が完成したようです。アイテム1号は、放つとエレベーターのように上に進みます。アイテム3号との違いは、壁に張り付くのが3号、空中でも使えるのが1号で、使っている間エネルギーを消費し続けるのが3号、エネルギーを消費するのは一回きりの代わりに時間が経つと消えるのが1号、といった具合です。

 いや作るの遅いわ。ナンバリング狂ってんのか。てかワイリーナンバーズもう終わったわ。

 

 ところで、ヒートマンとエアーマンとウッドマンには、3すくみが存在することに気がつきました。

 先述したように、ヒートマンステージのクリアにはエアーマンのアイテム2号が必須です。しかし、エアーマンを倒すにはウッドマンのリーフシールドがいる。なくても多分倒せるけど、あったほうが助かる。しかしウッドマンを倒すにはヒートマンのアトミックファイヤーがいります。なくても頑張れば倒せるけど。

 このように、この3体のうちどれかを妥協しないとクリアできない仕様になっています。僕の場合はそれが偶然ウッドマンだったわけですが、このような弱点のシステムが活かされたコースの配置は工夫があってとても面白かったです。

 

 絶望のワイリーステージ そして・・・

 さて、ワイリーナンバーズを全て倒したので、残るはDr.ワイリーとの対決のみ!エンディングも間近です。

 パスワードをメモし終えると、けたたましい音をたててDr.ワイリーと彼の乗るUFOが現れました。

 UFOはそのままワイリーの城へ・・・ん?城?城?城ってことは・・・もしや・・・

 嫌な予想は見事的中。城の画像の上には5つほどの点。端のほうにあるのはドクロマーク。

 おそらく、4つのステージをクリアするとワイリーの部屋に乗り込み、彼と戦うことができるのでしょう。まだステージは4つ残っているということです。さらに、ワイリーステージの合間にパスワードの記録はできません。

 

 クリアはまだ遠いという事実。僕は絶望に打ちひしがれました。そんな僕の気持ちも知らずに無情にもワイリーステージ1が幕を開けたそのときでした。

 

 子供の頃〜やったこと〜あるよ!

 

 耳に飛び込んできたのは、あの名曲おっくせんまんでした(正式名称は「ワイリーステージ1」です)。

 

 そうです。プレイに夢中ですっかり忘れていましたが、ワイリーステージには終始この曲がかかっていると、事前に知っていました。

 

 そうなれば、もう怖くありません。僕は「ウッルトラマン!ウッルトラマン!セブン!」と口ずさみながら歩を進めていきました。

 

 とはいっても、そこはワイリーステージ。そう簡単にはクリアさせてくれません。「ここまではこれたんだからここも頑張れば突破できるよな?」という、まるで公立進学校の教育方針みたいな難易度ぶち上げムーブかましてきました。今まで登場しためんどくさい敵を総動員してプレイヤーを殺しにかかってきます。どうやらワイリーステージ1は城壁を登っていくというコンセプトのステージである模様。アイテム1号や3号を駆使して、上へ上へと登っていきます。もちろん上までに何度も何度も死にました。

 

 1のボスはドラゴンのようなロボットで、空中に縦に浮く3つの足場の上で非常に不安定な戦闘を強いられます。一番下の足場と中央の足場でダメージをくらうと、ノックバックでそのまま落下死してしまうので、常に上部の足場に立っていなければいけません。

 弱点はクイックブーメラン。上の足場に立って操作ミスに気をつけながらクイックブーメランを連打しまくります。クイックブーメランが地味な武器なので、弱点に気づくまでがかなり難しかったです。

 

 そんなこんなでワイリーステージ1はクリア。

 ワイリーステージ2は城内を下へ下へと降りていくステージのようです。アイテム2号で針山を越え、タイミングよく上の梯子に捕まるのが序盤の動きなのですが、ここで燃料切れを恐れて早めにジャンプして手前の梯子に捕まると、普通に敵が襲ってくる部屋を進むことになります。しかし燃料切れギリギリのところでジャンプして奥側の梯子に捕まると、大量の回復アイテムがあり、敵もほとんどいない部屋を通ることができます。

 僕はそこを狙おうとして何度も死にました。

 

 ボス部屋に着いてもそこには何もいない…かと思いきや!部屋の壁や床が剥がれてこちらへと攻撃を開始し始めました!この部屋自体がボスだったのです!

 …という衝撃的な登場だったのですが、強さ自体は大したことがなく、3回ほど戦うと普通に倒すことができました。

 

 悲しいことに、「おっくせんまん」の出番はここで終わり、ワイリーステージ3からは別の曲に変わってしまいます。かっこよかったのに残念。まぁこの別の曲も、「クライマックス」っていう感じの緊張感を高めてくれる良曲なんですが。

 ワイリーステージ3は水中コースなのですが、これはワイリーの城のなんなのでしょうか?

 水槽?

 下水管?

 ワイリーの風呂?

 なんにしてもコース自体はここにきて簡単になり、上部の針にさえ気をつければ終盤まで死なずに進むことができます。全回復アイテムや武器エネルギー回復などもあり、今までのステージで一番死ななかったかも知れません。

 ボスは、なんかウルトラセブンの怪獣戦車みたいな…キャタピラがついててポップなウルトラマンみたいな…鳥山明先生の漫画に出てきそうな敵です(てか実際Dr.スランプにこんなのいたな)。物理接触を避けながら近づき、弱点のクイックブーメランを叩き込み、K.O。もちろん何度かは死にました。

 

 ワイリーステージ4は、まさにここまでの集大成ともいえるステージ。バブルマンで落とし穴を見破ったり、アイテム1号で天井をすり抜けたり、梯子に乗って敵を避けながら進んだり…

 とにかく今までの経験が活かされてくる、アニメだと前の話のフラッシュバックがされたりして超胸アツな展開になるステージだと思います。

 しかし難易度は超高く、何度も何度もやり直してようやくボス戦。こいつを倒せばもうラスボス戦。

 韻を踏んだりしてふざけていましたがこいつがまじで強い。超強い。

 ボス部屋には5つの機械が取り付けられており、それがボス。クラッシュボムで倒すしかありませんが、クラッシュボムが最高で7発しか打てません。「5体で7発なら足りてるじゃ無いか」と思ったかも知れませんが、部屋には複数の壁があり、それをクラッシュボムで破壊したり、アイテム1号で飛び越えたりしなければ破壊目標に到達できないようになっています。破壊必須な壁は2枚。無駄玉を打たなければ確かにぴったり7発で倒せる寸法。しかし機械からは定期的に高速のビーム砲が発射されており、避けるのは困難

 効果的にアイテム1号を使用しようと考えるも、無駄撃ちを連発してしまいビームで体力は削られ、死んでしまいます。

 そこで、死ぬことを前提として作戦を立てました。1回目はまずすべての壁を破壊。そこでいったん死に、コース上で武器エネルギーをためてから2戦目へ。壁の破壊状況はゲームオーバーにならない限り継続されるので、その作戦だとわりかし簡単に倒すことができました。よかった。

 

 ついにラスボス戦!!・・・あれ?

 ワイリーステージ4もクリアし、残るはドクロマークのコースだけ!おそらくここがラスボス戦!思えばここまで長かった!さぁ行くぞ!

 

 と開始したワイリーステージ5ですが、ロックマンの周りに現れたのは8つの扉。どうやら好きな扉に入れるようです。

 

 ・・・ん?8つ?

 

 嫌な予感がするものの、とりあえず左上の扉に。

 

 テーテレレレレー↑テーテレレレレー↑テーテレレレレー↑テーテレレレレー↑

 

 という聴き慣れた曲と共に現れたのはヒートマン。ん?なんでヒートマン?黒幕はヒートマンだったの?違います。

 

 嫌な予感は的中。8体とは今回登場したワイリーナンバーズの数。おそらく「ボスラッシュ」と呼ばれるもので、今まで戦ったワイリーナンバーズ全員と戦わされます。こいつらを全員倒したらラスボスに会えるのでしょう。

 

 勘弁してくれーーーー!

 

 ですがもうここまできたのですから、諦めるのはいささか勿体ない。発狂寸前の心で、猛然と立ち向かいます。大丈夫。弱点は把握しているので、効率的に戦えば簡単に倒せ(る敵もいることはい)ます。ヒートマンを倒すと回復アイテムをドロップ。倒すごとに少しずつは回復できるようです。

 

 最初は左上から反時計回りに

 

 ヒートマン→エアーマン→ウッドマン→バブルマン→クイックマン→クラッシュマン

 

 の順番で攻略していましたが、クイックマンで体力が大きく削られてしまい、その次のクラッシュマンで死んでしまいます。

 

 そこで、順番を工夫して戦うことにしました。

 最初のうちに強い敵と戦っておいて、あとから弱い敵で回復する、という戦法を取りました。

 

 クイックマン→フラッシュマン→クラッシュマン→ウッドマン→エアーマン→メタルマン

→バブルマン→ヒートマン

 

 の順番で攻略すると体力満タンの状態で全ワイリーナンバーズを倒すことに成功しました!

 

 というか、メタルマンと再戦していて気づいたのですが、メタルマンの真の弱点はロックバスターではなく、メタルマン自身の武器「メタルブレード」でした!

 なんと、メタルマンをメタルブレードで攻撃すると、たった2発で倒せます!

 

 いやなんで?面白いけど。

 

 ヒートマンを倒して外に出ると、新たな扉が出現!おそらくここがラスボスへの扉

 

 扉に入ると、バトルフィールドが出現。画面はじから現れたのはヘリコプターのようなマシン。こいつがラスボスか?ワイリーはどこだ?疑問を持ちながらも、ヘリコプターを攻撃。ヘリコプターからはエネルギー弾のようなものが発射され、当たると結構な大ダメージ。ウッドマンステージにいた犬型ロボットの炎に動きが似ているので、「大縄跳び」と同じ容量でかわします。正確には「かわそうと試みました」です。弱点はヒートマンの「アトミックファイヤー」。最大貯めで攻撃すると、2発で倒せました。なぜここまで簡単に書いたかというと、こいつがラスボスではないからです。

 

 一応言っておくと、ワイリーステージ5を開始してからここにくるまで、優に60回以上は死んでいます。本当です。多分これからクリアまでにもう60回死ぬと思います(思いました)。

 

 アトミックファイヤーをつかってヘリの体力を削ると、ヘリコプター前方を覆っていた壁が壊れ、フロントガラスが剥き出しになりました。中には・・・Dr.ワイリーの姿!!!!

 

 ようやく現れた主犯格!弱点はクラッシュボム!というかクラッシュボム以外の武器は効かないぞ!さあ倒せ!!

 

 弱点がクラッシュボムなのが最高に意地が悪いですね。クラッシュボムは7回しか使えない武器の上、連打はできない仕様になっています。大縄跳びをしてエネルギー弾を避けながら、的確なタイミングでボムを発射し、必ず命中させなければいけません。1発でも不発になると次の攻撃までの特大の隙ができる上、エネルギー切れで攻撃できなくなります。

 

 めっちゃがんばって勝つことができました。本当にめっちゃがんばった。すると…Dr.ワイリーがUFOに乗って逃げていき…

 

 本当にラスボス戦!Dr.ワイリーの謎!?

 再び現れるワイリーの城、そして出現する第2のドクロマーク!

 

 やっときた!ここまで長かった!ついにきた!ラスボス戦!

 

 ラスボスまでの道は、赤い液体が滴る狭い通路。普通に歩いていたら当たらないが、もし当たってしまうと大ダメージを食らいます。

 液体の滴り落ちる音だけが響く空間。音楽がないことが逆に緊張感を高めます。ついにラスボスと戦えるという期待と喜び。僕(とロックマン)は気分上々で進んでいきます。

 

 …ところで…

 このゲームのサブタイトル、Dr.ワイリーの謎」ですが、ここまでくるとどうしても気になってしまいますね。「謎」をデカデカと掲げるというからには、ラスボス戦で「謎」が明らかになるのでしょう。しかし僕は今のところDr.ワイリーに対して何の「謎」も抱いていません。

 つまり?

 僕の用いる全ての国語力をもってしてこのサブタイトルを読み解くと、Dr.ワイリーという存在そのものの謎が明らかになるよ!」ということになります。

 つまり?

 これ以上はわかりません。ですが、何かがこのラスボス戦でわかるはず。そう考えると期待で胸がいっぱいになります。

 

 さぁつきました!ラスボスの部屋です!

 

 ピピピピピ…

 

 部屋は闇。突如、画面上部からワイリーのUFO。中からは白衣をはためかせて空中に浮く全ての元凶、Dr.ワイリー

 え?空中に浮く?

 思ったのも束の間。ワイリーの輪郭が不気味に歪み、白衣の色は白から緑へ…

 

 Dr.ワイリーが化け物に変化。僕の知る中だと、あれに一番似てます。「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」に出てくる広瀬康一のスタンド「エコーズact2」。セリフでは説明されませんが、エイリアンか何かなのかな?それじゃあ、これがDr.ワイリーの謎」

 

 ・・・えぇ・・・

 

 まぁ、エイリアンだろうが何だろうが、間接的に僕のロックマンを信じられないくらい殺しまくったDr.ワイリーは、この僕の手でブッ殺されるべきなので、戦います。背景には輝く星。星が右から左に流れる。いったいこの空間は何なのか?よくわからないけど・・・

 ありがたいことに、Dr.ワイリーの行動は単純。8の字に空中を旋回し、こちらに弾速が遅いエネルギー弾を打ってくるだけ。エネルギー弾は集中すれば簡単に避けられる。後は弱点さえわかれば・・・

 

 弱点は、バブルリード。

 

 地面に落ち、地面を伝って敵を攻撃する、あのバブルリード。を、常に空中にいるワイリーに打ち込めば勝てます。

 

 ・・・どうすればいいかというと、8の字に旋回するワイリーの間合いに入り、エネルギー弾に当たらないようにワイリーの真前で飛び上がり、バブルリードを打ち込み、打ち込んだらすぐに離れる。そしてまた間合いに入り・・・

 

 簡単に例えるなら、「大縄跳びをしながら、縄に当たらないようにして縄を回してるやつに近づき、そいつをぶん殴ってから当たらないようにまた離れる。」

 

 いや嘘でしょ!?

 

 この戦いは困難を極めました。バブルリードを1発当てても、削れるダメージは微々たるもの。間合いに入るとき、本当にタイミングを見極めないと弾に当たってしまいます。しかし頑張る以外に手段はない。ひたすら死にまくり、チャレンジを続けました。

 

 そして何度目かのコンティニュー後。

 戦いは最終局面へ。

 お互いに削り合う体力。残りわずか。

 緊張で震えるコントローラー

 大量の手汗。

 死ぬたびに横で爆笑する8歳の弟

 

 食らい、食らわせ、食らい、食らわせ、食らい、食らわせ・・・・

 

 後1発ダメージを与えれば倒せる!後1発ダメージを食らえば死ぬ!

 

 八の字に移動するワイリー。飛んでくるエネルギー弾。避けられるか?

 

 緊張の一瞬。刹那、走馬灯。

 

 滑るのが逆に楽しかったフラッシュマンステージ。

 ウザかったメタルマンステージのドリル。

 曲がかっこよかったウッドマンステージ。

 案外倒せたエアーマン

 動く床に乗れなくてイライラしたクイックマンステージ。

 つい大ジャンプをしてしまったバブルマンステージ。

 タイムストッパーが楽しかったクラッシュマンステージ。

 一瞬絶望したヒートマンステージ。

 カタルシスを感じたワイリーステージのおっくせんまん

 緊張して進んだボス戦への通路・・・

 

 Aボタン!Aボタン!弾を避けた!!

 

 弾をぬけた。目の前にはワイリー。時間がゆっくりに見えた。

 

 Aボタン。飛ぶ。目の前には銃口を突きつけられたワイリー。

 

 Bボタン!!

 

 バシュッ!

 

 突如、背景が全く変わる。

 青色の壁。円形の投影機。八の字に動く四角い機械。部屋の奥にはレバーを動かすDr.ワイリーが。

 

 「Dr.ワイリーが、投影機ロックマン幻影を見せて自分を化け物だと思わせた」ということにしばらくしてから気づきました。これが「謎」なんですね。ちょっとよくわからないけど、別に僕はアクションゲームに濃密なストーリー性を求めているわけではないのでそんなに重要なことじゃないですね。期待外れといえば期待外れだったけど。

 

 部屋の奥で仏頂面で機械を動かしていたDr.ワイリーが、突如飛び出しジャンピング土下座を始めました。

 

 弟爆笑。

 

 クリア音楽が流れて画面が暗転。エンディングが流れます。

 ここでようやく、クリアしたという実感が湧いてきました。

 「やったあああああああああああああああああ!」

 かなり大きな達成感。あそこまでの難易度を経験したからこそ生まれる達成感です。

 

 エンディング〜通しての感想〜

 エンディングは、ロックマンが歩く姿を正面から写したアニメーションの横に、四季が移り変わる街の様子が描かれているというもの。町の季節が変わると、ロックマンの色も変わる。この映像が何を表しているかはわかりませんでしたが、クリアの達成感も相まって素晴らしい映像に見えました。というか実際素晴らしく感動的なエンディングだと思います。

 

 秋、冬、春、梅雨の順番に入れ替わり、夏が来るとロックマンは立ち止まり、空を見上げます。そして・・・

 画面は切り替わり、町の絵が画面全体に現れ・・・

 手前にはロックマンのヘルメットだけが置いてある・・・!

 

 ロックマンはもともと家庭用のお手伝いロボット「ロック」でした。それを自らの希望で戦闘用に改造してもらい「ロックマン」になったのが1のストーリーです。2のタイトル画面でスタートボタンを押すと、ヘルメットをしていなかったロックマンが、ヘルメットをかぶって飛び立ちます。つまり、「ヘルメットをかぶる」ということは「戦う」ことの象徴であり、「ヘルメットを取る」ということは・・・

 

 それに気がついたとき、本当に、心から感動しました。

 ロックマン、いや、ロックが二度と戦いに身を投じませんように・・・

 

 まぁ無印のロックマンシリーズは今のところ2018年に11まで出てるんですけどね。30年経っても戦いに身を投じ続けるロックマン・・・

 

 

 というわけで、その後かっこいいオープニングの曲とともにスタッフロールが流れてゲームは終了。

 

 

 感想の方ですが・・・単刀直入に言います。

 このゲームは神ゲーです。

 

 確かに、確かにですよ。プレイしてる最中はカプコンのスタッフ全員これをクリアするまで寝れない呪いにかけてやろうか」と思うくらい行き詰まりました。あと、要所要所を思い出すと難易度の高さばかりを思い出して貶してしまいがちですが、思い返せばその難易度も同社の魔界村」に比べれば優しいものです。魔界村は僕はセーブ機能なしでやって2面中盤で諦めました。2面まで行けたことを褒めて欲しい。

 難易度は調整されていたらしく、アドリブでの対応は難しいですが何度か死んで覚えるとクリアできるようになっています。無限にコンティニューできるのがその証拠ですね。あと、パスワードでセーブできるのがかなり救いです。少なくともセーブがない上に長いマリオ3よりかはクリアしやすい。あれはミニファミコン以外にどうやってクリアしろって言うんだ?

 ジャンプも自由度が高くて気持ちいいです。今の時代ではほとんど考えられませんが、ジャンプ中に左右に舵が効くゲームは昔は稀です。ドンキーコングとか魔界村とかをやればわかりますが、ジャンプ中に自由に動けません。そういう意味で、ロックマンのジャンプはマリオシリーズに近い自由度があって楽しいです。

 あと、能力がたくさん手に入るのも、「パワーアップ」感があって楽しいです。ワイリーステージなんかでは、アイテムをフルに活用してステージをクリアしていくのがカタルシスがあってよかったです。また、各敵キャラの弱点を見つけたときの興奮は、他のゲームにはないものでしょう。

 そして何より最高なのが、音楽。全部テンションが上がるかっこいい音楽。タイトル画面からもうかっこいい。ラスボス戦の曲がいつものボス戦と同じなのはちょっと残念だけど。一番有名なのはおっくせんまんこと「ワイリーステージ1」だけど、どれが一番か決められないくらい全部かっこいいロックマンをやったことがない人でも、絶対聞いて欲しい。聞いたらやりたくなるんだけど。

 間違いなく、ゲーム史に残る名曲が入っている。

 

 

 というわけで、ロックマン2の感想でした。なんかすごく長い記事になりました。ここまで読んだ人はもしかしたらいないかもしれないけど、もし読んでくれた人がいたら、本当にありがとうございました。

 

 

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

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  • 発売日: 2016/11/10
  • メディア: Video Game